ネットオークションで卓上型蓄音機を入手しましたので、早速動作試験&試聴をしました。
コロムビアのモデル106です。現状品だったので手入れは必要と思っていました。
荷物が届いて、梱包をほどき本体が現れました。年代の割にはしっかりした構造ですが、やはり修理・手入れが必要でした。
サウンドボックスにあるべきはずの針がありません。竹串を無理やり差し込んだ代物で音出しは出来ません。
竹串を取り外し手持ちの針に交換、回転部分の手入れをしてターンテーブルが動作し、SPレコードを乗せ針を落とすと見事に音がでました。
何枚かレコードを聴いてみました。どの曲も聞いたことがない物ばかりで新鮮な感じをうけました。
1955年2月に発売された、ワゴンマスターズの盤はジャケットに入り、新品に近い状態だったのでザーザー音が無く新譜を聞いているようで感激でした。
戦前の、長唄の盤を聞くと三味線が響いて何とも言えない感情に浸りました。
手入れをして大切に使っていきたいと思います。