7月7日、アマチュア無線連盟主催のコンテストにマイクロ波の機材を携えて移動運用で参戦しました。
今回のコンテストは、50MHz~10.1GHzの参加部門があって高い周波数での運用技術を要する愛好家が集います。
猛暑の中、アマチュア無線のコンテストに自宅近くの丘陵地で移動運用で参加しました。
今回のコンテストは、50MHz~10.1GHzの参加部門があって主目的は、5600MHzと10.1GHzです。 手前が5600MHzのセット、左奥が10.1GHzのセットです。
今日も大変暑いです。 気温33度・・・下界はとにかく暑い。 でもこの移動地は、木陰で風も吹いて凌ぎやすいです。 また、空気が澄んで見通しが良いです。50キロメートル先の山々も見えました。
今回の運用は、新しく購入した「ポータブル電源」を使用します。 AC100Vの出力にDC13.8Vの安定化電源をつないで、無線機類に電源を供給します。
※ポータブル電源は、230W/hの小型の物です。 今回のQRP運用に最適です。
先ず、5600MHzから交信に臨みます。こちらは操作面です。四角い筐体の中にトランスバーターと、出力2Wの自作リニアアンプが内蔵されています。 親無線機はハンディー機です。
こちらは、全面のアンテナ部です。 直径50cmのパラポラアンテナを改造して5600MHzで電波の送受信が出来るようにしました。アンテナのゲインは、30dBあります。
四国の局や、対岸の山口県の方々と、交信に成功・・・コンテストナンバーの交換をしました。
次に10.1GHzでの交信に臨みます。 このセットは、アルミダイキャストの頑丈な筐体にトランスバーターと、出力2Wのリニアアンプを内蔵しています。 親無線機は、100mW設定のハンディー機を使用します。 アンテナは、BSのパラポラアンテナをそのまま使用しています。
これは筐体の内部です。 力作のリニアアンプを内蔵しています。 NECのマイクロ波FETで3段増幅して、50mWから2Wの40倍に増幅しています。 まるでエンジンの様な感じがします。
このバンドでも四国の局や、対岸の山口県の方々と、交信に成功・・・コンテストナンバーの交換をしました。
マイクロ波運用の合間に、50MHzの交信も楽しみます。 このアンテナはヘイローアンテナと呼ばれるアンテナで1/2λの半波長ダイポールをエレメントの途中で90度曲げた構造で一辺が75cmとコンパクトなのが特徴です。 昭和40年代に流行った若者向けのアンテナでした。
50MHzの無線機は、愛用のFT-817を使用します。 初期モデルで保証認定をもらって運用しています。
今日の50MHzのコンディションは最高です。 北は北海道、南は九州までたくさんの局と交信出来ました。