自宅の無線設備とは別に、里山の工房内に無線設備を構築したのは、2020年の10月でした。流石に田舎で無線を運用すると、人工的な雑音が皆無で快適な通信ができます。
昨年、このシャックでの交信局数は、250局でした。今年は時間を作って500局超えを目指したいと思います。
別宅シャックでの今年初運用は、7MHzのSSBにて、パソコンにハムログを入力しながら行います。
工房の無線室は、かつて納屋の牛小屋でした。 内部を清掃してから基礎工事を開始した時の状況です。 2020年3月着工、同年10月に完成。 アンテナ工事も含めて大変な手間と労力を費やする工事でした。
さて、完成した無線室の写真に戻しましょう。 ↓
無線室の中央部に44Uの19インチラックが立っていて、無線機がたくさん収納されています。そして向かって右側の自作の本棚には、無線関係の書籍がぎっしりと収められています。
向かって左側の自作の物品棚には、往年の無線機や付加装置、付属装置、がらくた装置などがびっしりと収められています。
19インチラックの中央部です。真ん中の無線機は、漁船で使われていたJRC製業務用の受信機器で長波から30MHzまで受信出来、感度、選択度、安定度に優れていてお気に入りの一台です。自作の送信機に合わせて交信に使っています。
上は、自作の7MHz-AM送信機。下は、日本初、自作の1.8MHz-AM送信機です。
工房の建物と、アンテナを含めた全景の写真です。 2021年5月撮影
長閑な田園地帯です。 海抜は、350m
アンテナは、大きく分けて2種類、高利得の八木アンテナ2基と、ワイヤーアンテナ1本を設置しています。 この写真は、屋根の上に設置した短波帯の八木アンテナTA-33と50MHZ専用の八木アンテナです。真ん中にFMアンテナ。
この竹竿は、短波帯のワイヤーアンテナを支持しています。
ワイヤーアンテナは、長さ42mの端部給電アンテナで、1.8MHz~50MHzのハムバンドの全てに同調します。日本では馴染みの無いアンテナですが、アメリカでは有名でQSLを貰うとアンテナ欄にこのアンテナの記載が見られます。EFHWsとも言います。
さて、丁度、JARLのニューイヤーパーティーが開催されています。 20局交信ルールに改正されたのは、1974年1月でした。 この時に取得した干支のシールがこれです。
台紙の始まりが、ネズミでは無く、トラではじまっているのは、1974年は寅年だったからです。
当局はこの1974年から参加して、12枚のシールが連続して揃った台紙は、この1回だけです。30才を過ぎてからは、公私とも超多忙になり正月の三が日はのんびりハムをやれる環境では無かったです。
そして、定年退職して自分の時間が持てるようになってから、またこのニューイヤーパーティーに参加できるようになりました。
今年は、49回目の5巡目で、またトラのシールになりました。
末永く無線通信を楽しんでいきたいと思います。