工作工房製作奮闘記

何でもセルフで工作出来るように、古民家に工房を作っています。

マイクロ波帯でコンテストに参加

 伊予路に春を告げる愛媛マラソンコンテストが2月1日から始まりました。

今年で49回を数えます。このコンテストの特徴は、マイクロ波帯の部門もあって大変賑わいを見せています。

 当局は、マイクロ波帯で参加することにし、2月2日から運用を始めました。

 自宅から200m、小高い丘に5GHzの簡易移動セットを持参してオンエアーをすると直ぐに松山市内の局とナンバー交換成立、松山市の中心部にある松山城付近や道後温泉付近に向けてCQを出すと何局かの局と交信することができました。

 2月5日(日曜日)は、瀬戸内海対岸の山口県の各局が5GHz10GHzなどに出てくると言う情報が入ってきたので、町内の高台に移動して交信に臨みました。

 セットしてすぐに、銭壺山(山口県岩国市)に移動した局と、5GHzと10GHzで交信出来、ナンバー交換も成立、その後山口県柳井市に移動した局とも交信できました。松山市内の局も次々出てきて、1200MHz~5GHzまで大変賑やかになりました。

 コンテストは、2月10日まであるので、マイクロ波帯の5GHzから47GHzまで出てみたいと思っています。

 

2月2日  自宅から200m、小高い丘に5GHzの簡易移動セットを持参してオンエアー開始。 川の向こうに見えるのが、松山市街地。

 

 

この5GHzのセットは、5GHz帯レピータ対応機で機動性抜群です。

1200MHz帯のハンディー機で5600MHzに変換してマイクロ波を発生します。

三脚は、反射型望遠鏡の足を流用しました。

 

 

アンテナは、TDKのBSアンテナ(口径35cm)を5GHzに改造した物で100kmくらいの距離まで交信可能。

 

 

 2月5日(日曜日)、瀬戸内海対岸の山口県の各局が5GHz10GHzなどに出てくと言う情報が入ったので、山口県の銭壺山に移動する局との位置的関係を地図で検討する。

瀬戸内海を横断する伝搬通路、途中に島を通過することになりますが、交信は可能と思われる。

 

 

地図で検討した結果に基づき、町内の高台に移動。 10GHzの機材をセットし、相手局の方向にアンテナを向ける。 三脚は、反射型望遠鏡の足を流用しました。

電源を入れると直ぐに交信成立。コンテストのナンバー交換もスムーズにできました。( ^ω^)・・・

 

 

アンテナは、TDKのBSアンテナ(口径35cm)を改造せずそのまま使用している。

背景に見える白い山は、霊峰:石鎚山 標高1982m

 

 

10GHzの無線機の全景。 市販のトランスバーターを放送局で使っていたフィールドピックアップの筐体に収めて、NEC製のハイパワーアンプを組み合わせて出力2Wで運用。    430MHz帯のハンディー機で10GHzに変換して交信を行います。

 

 

筐体の中に入っている、NEC製の10GHzハイパワーアンプの改造品。 トランスバーター出力、50mwを2Wまでにリニア増幅。安定した交信が出来ます。

 

 

10GHzのセットに三脚を取られたので、5GHzのセットは、ガードレールに乗せて運用。この状態で3局と交信、松山各局も出てきて賑やかになりました。