日本から、14,000kmも離れた南極大陸の昭和基地。基地内に設置されたアマチュア無線局(8J1RL)との交信は、ハムをする者にとって憧れの的です。
1月末、アマチュア無線連盟より2020年に交信をした時の証明カードが3枚届きました。基地周辺を撮った2種類の綺麗なカードをご覧ください。
南極 昭和基地のアマチュア無線局からの交信証。3枚が届きました。
カードは、2種類あり、雪上車やペンギンの写真で南極ムードたっぷり。
◆ここで、過去に交信した時のカードをご覧ください。
始めて昭和基地と交信した時のカード 1991年5月 21MHz SSBで交信
第32次日本南極地域観測隊 8J1RL運用で無線局舎に雪上車で向かう隊員。
※無線局のオペレータが、隣町の出身者だったので、少し長話をしました。
次に交信したのは、1995年9月 14MHz SSBで交信
第36次日本南極地域観測隊による運用 オーロラが南極を象徴します。
その次に交信したのは、2012年5月 21MHz SSBで交信
交信証は、紙ではなく、電子QSLで届きました。 アメリカにあるサーバーからダウンロードしました。 これ以後は、この電子QSLが交信後すぐに届くようになりました。
2017年秋、データ通信の一種、FT8モードが流行し始めると、このモードでの交信が主流になりました。
2019年5月、14MHz FT8 (SNR -24dB / -21dB)で交信成立。 その日の内に電子QSLが届きました。
1年後、その時の交信証が連盟経由で届きました。
第60次日本南極地域観測隊による運用
データ欄は手書き、オペレータサイン入りで、心温まる交信証です。
2020年6月 18MHz FT8による交信。 上は、先に届いた電子QSL
第61次日本南極地域観測隊による運用 これ以後データ欄は、印刷になった。
2020年6月 10MHz FT8による交信。 上は、先に届いた電子QSL
第61次日本南極地域観測隊による運用
昨年の2021年には、5つのバンド(10MHz 14MHz 18MHz 21MHz 24MHz)で交信成立
5枚の電子QSLを受け取りました。 同じデザインです。
第62次日本南極地域観測隊による運用
連盟からの紙の交信証を楽しみにしているこの頃です。※来年の1月末の予定。