工作工房製作奮闘記

何でもセルフで工作出来るように、古民家に工房を作っています。

段々畑に農作業用の石段を作る

 工房の畑は、上下2段の畑を工作していて、上下の畑の往来は農道を遠周りして移動や農材の運搬に時間と労力を費やしていました。

 上の畑で石垣が崩れそうな個所があり、修復を兼ねて石段を作ることを思い立ちました。石垣を取り壊し、元々あった石や付近から石材を集めて石段を積み重ねて、崩れないようコンクリートで固めて仕上げます。

 

段々畑の一部に崩壊の恐れがある個所があります。 積んでいる石が膨らんで今にも落下しそうです。 この場所に修復を兼ねて石段を作ることにします。

 

 

石垣を、取り外します。 つついただけで石がゴロゴロと落ちてきました。 

 

 

近くの石材も使って石段を積み上げて行きます。23cm毎の石段で7段積み上げます。

石が崩れないように積み上げるにはコツが要ります。 パズルのように組み上げるのが結構楽しい。

 

 

半日かけて7段の石段ができました。 寄せ集めの石を使ったので足を掛けて登ってみるとグラグラして怖いです。 コンクリートを詰め込んで丈夫にします。

 

 

コンクリートを打つ前に、石段の隙間に小石を入れ込んでぐらつきを無くします。その後、表面水洗いして、コンクリートが密着するようにします。

 

 

工房の軒下に簡易のコンクリートプラントを作って、生コンクリートを調合します。一輪車に乗せて現場まで運搬します。 畑の中を通るので揺れてこぼさないように注意します。

 

 

コンクリートは、一番上から打って行きます。 石の隙間にコンクリートを充分詰め込みます。

 

 

次に中断にコンクリートを打ちます。 石段の形が見えてきました。

 

 

最後に下の段にコンクリートを打ちます。この場所は重量がかかるのでたっぷりとコンクリートを使います。 

 

 

丸一日かかって石段が完成しました。 これで上下の畑の往来が最短になり、時間の節約と、農材の運搬や手入れなどが楽になりました。