工作工房製作奮闘記

何でもセルフで工作出来るように、古民家に工房を作っています。

軒下の鉄工所を開設

 工房の軒下の一角に「ミニ鉄工所」を開設しました。金属製品を加工する工具を集めていつでも作業できるように整理・整頓しました。

 初の作業は、衛星通信用の小型鉄塔の工作です。15年前に自宅の鉄塔を改造した際に出た余剰品を加工して地上高さ4mの鉄塔によみがえらせます。

 溶接機は持っていないので、接合部はボルト・ナットで行います。加工には日にちを要するので、鉄塔の工事は5月ごろを予定しています。

 

工房の軒下の一角に金属加工が出来る工具を集めて「ミニ鉄工所」を開設しました。

 

 

古民家の軒下は、この写真のとおり、雨が凌げる幅が2m近くあり物を置いたり、作業をするスペースが確保できます。

 

 

これは、ボール盤です。 電動で金属への穴あけ加工が容易に行えます。 正月の特価セールで買ったバッタもんですが、趣味で使うには十分の性能です。

 

 

これは、ディスクカッターで金属の切断を行います。 切断時は火花が勢いよく飛び散ります。 力強い電動工具です。

 

 

これらは、加工用の工具類です。 電気ドリル、ディスクグラインダー、ジグソー、H鋼を切り取った叩き台、ハンマーです。 

 

 

最初の加工品は、衛星通信用の鉄塔製作です。 この余剰品の鉄塔(クリエイトデザイン製)を加工して全長5mの組み立て鉄塔に仕上げます。 工期は、4ケ月を予定しています。

 

 

この余剰品の鉄塔は購入から35年経過していて錆も目立ちます。加工が終わったら塗装が必要となります。

 

 

鉄塔の構造は組み立て式にします。 接合部はこれらのボルト・ナットを使って行えるよう加工を進めます。

 

 

ミニ鉄塔の建設予定地は、この畑の中央部で空が360度見渡せる個所です。建柱は、5月頃、衛星通信用アンテナの取付は6月頃を予定しています。

工房の昼食は、焼き肉

 今年初めて東温市の工房に行きました。海抜350mの高地にあるので地面には霜が降りて、日陰には年末に降った雪が残っていました。

 昼頃、風のあたらない建物南側に置いているドラムテーブルで焼き肉を調理して、ご飯やワカメ入りのみそ汁と共に美味しく頂きました。

 ホットプレートに寄り添って食べると寒さも忘れます、ノンアルコールビールで工房始めを祝いました。

 

工房での昼食は、焼き肉を調理します。 スーパーマーケットで豚肉、もやし、焼き肉のタレを買ってきました。 キャベツと万願寺唐辛子は家庭菜園で取れた物です。

 

 

野菜を焼き肉用に下ごしらえして、ドラムテーブルで焼き肉を始めます。昨年末、大掃除をしている時に見つけたホットプレートで焼きます。

 

 

ホットプレートの火力を最大にして、肉や野菜を投入すると勢いよく湯気が立って調理開始です。

 

 

3分くらいで肉や野菜に火が通り、食べ頃になりました。

 

 

タレを敷いた皿の上に焼き肉を少しづつ入れて、熱い内に頂きます。

 

 

温めたご飯とワカメがたっぷり入ったみそ汁と一緒に頂きます。まずはビールで乾杯してから( ^ω^)・・・  薄い肉でしたが、大変美味しかったです。焼き肉のタレも良かったです。 「我が家は焼肉屋さん」と言う品です。

 

 

焼き肉を食べた後は、工房に設置した無線室(2nd シャック)で交信を楽しみました。

JARLのニューイヤーパーティーが開催されていて、たくさんの局が聞こえます。珍しく、14MHzのSSBで数局と交信しました。アンテナは50年前に購入したアメリカ製の八木アンテナ(TA-33)を屋根の上に上げています。

小春日和の家庭菜園

 今年の正月三が日は、大変穏やかでした。家庭菜園に行くと、な花青虫がいて葉を美味しそうにかじっていました。こんな時期に青虫とは驚きです。

 超極早生の玉ねぎも順調に育っています。根本の部分をみるともう膨らみかけていました。この様子だと2月に入ったら収穫出来そうです。

 スナップエンドウに、白い花が数輪咲いていて、春を感じさせるようでした。

 

な花、大きく育ってきて、つぼみもたくさん見受けられるようになりました。

 

 

近づいて見ると、つぼみの近くで↑青虫が葉をかじっていました。 暖かさを感じます。

 

 

超極早生の玉ねぎは、北風に葉を倒されていますが、順調に育っています。

 

 

根本を見ると、もう膨らみかけていました。 来月には収穫できるかも知れません。品種は、トップゴールド305です。

 

 

藁で根本を覆ったスナップエンドウ、まだ小柄ですが、元気に育っています。

 

 

近づいて見ると、白い花が数輪咲いていました。 2月下旬ころから収穫できる予定です。

 

 

ブロッコリー、たくさんの側花蕾が出ています。 食べ頃です。

 

 

畑の傍らに植えているアーティチョーク、巨大な葉が青々と広がっています。冬でも葉が枯れることはありません。

 

 

大きなキャベツを1個収穫しました。 じゅりちゃんと共に記念撮影です。迷惑そうな顔つき( ^ω^)・・・

今年の新たな取り組み

 新年を迎え、今年度の取組について考えていました。

例年どおり日々、健康に過ごし家族や親族の絆も深めての楽しい生活はベースとして続けていきたいと思います。

では、本題として

 東温市の工作工房の製作も仕上げの段階になりました。今年は、設備面を完成させて本格的な製作や和室でのわびさびも満喫していきたいと思います。

 悠々自適な自給自足となる野菜や果樹の栽培、収穫した物を使った調理の腕とレパートリーを増やしていきたいと思います。

 

◆家庭菜園の栽培能力の向上

 松前町の平野部で借りている農地の家庭菜園は温暖な気候を活かして、春先の取れる野菜の栽培を的確に行い、収穫量や品質を高めて出荷できるレベルに持って行きたい思っています。

 また、秋から冬にかけての夏野菜の長期栽培についても研究していきたいです。

松前町の家庭菜園 温暖地なので、収穫できる時期が早く品質も良好。

 

 

◆工房農園の栽培レベル向上

 東温市の高地にある農園は、夏場は平地よりも涼しく夏野菜は病気になりにくく育て易いことが判明しました。 スイカやキャベツ、里芋、コンニャク芋など多くの種類を栽培して、栽培量と高品質を目指したいと思います。

東温市の工房農園は面積が広く、スイカやカボチャ、ウリやサツマイモの栽培に適しています。今年は、新たな品種の栽培に挑戦したいと思います。

 

 

◆調理のレパートリーと見栄えの良さを追求

 退職後の夢であった調理の腕を磨き、レパートリーを増やしていきたいです。和食・中華・洋食、何にでも挑戦してみます。 美味しさと、見栄えにも大切にします。

工房の昼食として調理する腕とレパートリーを増やしていきたいと思います。

また、古い人研ぎの流し台を明るい調理場に改修するのが今年最初の仕事になります。

 

 

◆工作品を増やす(木工)

 まずは、木工作。 机やイス、棚、物入れなど作っていきたい。

  

既設品の改修や、新しい物をいろいろ作っていきたいと思います。

また、身近な道具類もいろいろな物を作りたいです。

 

 

◆工作品を増やす(電子機器)

長年、収集してきた部品を有効活用して、いろいろな物を工作をして楽しんでいきたいです。 特に気に入っているのは、真空管式ステレオアンプ。ストックしている新品の真空管を活用して、世に無い変わったアンプを作ってみたいです。

近年、製作した真空管式ステレオアンプの例。 今年は、送信管やテレビ球などの特殊管を使った頑丈で高音質の物を目指しています。

 

 

◆宇宙通信を本格的に始動

 今年は、月面に日本の探査衛星が降り立つことを見聞きしたので、人工衛星や月面からの信号を聞いたり、アマチュア衛星を使った交信に臨みたいと思います。

 この通信に使うアンテナの設計・工作、運用技術にも取り組みます。

人工衛星を使う宇宙通信はロマンがあります。 アンテナや鉄塔などの製作と運用技術を確立していきたいと思います。

年始の家庭菜園

 新年の年明けは、晴天で穏やかでした。 早速、家庭菜園に行って見るとじゅりちゃんが納屋の前で笑顔?で待ってくれていました。

 野菜達も元気に育っています。カブやブロッコリー、大葉春菊などを収穫しました。夕食でおせち料理と共に調理されて食卓に並んでいました。 

 今年も、家庭菜園の作業に努めたいと思います。

 

家庭菜園に行って見ると、じゅりちゃんが玄関先で待っていました。 元気です。

 

 

家庭菜園の傍らに植えている「葉ボタン」が綺麗に咲いています。 紅白で、お正月気分に。

 

 

ブロッコリー、少し黄色いところがあります。 直ぐ収穫しないと・・・

 

 

芽キャベツ、小さいけど丸い球が出来ています。 そろそろ収穫かな・・・

 

 

カブは、土からはみ出して育っています。これで枯れないものだと不思議に思います。

 

 

最後までおいていたコキアは、茶色になりました。

 

 

ホウキなどの工作として使うため、茶色くなったコキアを全部収穫しました。後日、工房へ運搬します。

 

 

カブ、ブロッコリー、大葉春菊を収穫しました。 食べ頃です。

 

 

気温10度、風も無く穏やかです。 じゅりちゃんは縁石に頭を乗せて日向ぼっこ&お昼寝です。

戦前の真空管、最新の回路で鮮烈に蘇る

 戦前のラジオに使われていた真空管を4本抽出し、ミニ出力のステレオアンプを製作しました。最新の部品と回路を導入して80年超の時を超えて鮮烈な音を奏でています。

  戦前の真空管は、カソードの無い直熱管であり、蓄電池で動作していたなごりがあるため、電灯線からのブーンと言うハム音が完全に除去できないまま使っていたようです。近年では、半導体を使った電源回路を使うと完全に除去することが出来ます。

 今回のステレオアンプでは、ヒーターの回路に三端子レギュレータと言うICを使って製作し、全段直熱管のアンプが出来上がりました。

 

戦前のラジオから抽出した真空管4本です。 UX-12Aと、UX-26Bで全てヒーターが直熱式の物でステレオアンプを製作することにしました。

 

 

 戦前は、達成することが出来なかった電灯線からの電源ハムは、近年の半導体を使うと完全に除去することが出来ます。

 今回使用したのは、三端子レギュレータ(上段の4個)と、ブリッジダイオード(下段5個)です。大容量の電解コンデンサーも使います。

 

 

最初に、真空管のコントロールグリッドに印加するマイナス電源を生み出す電源基板を製作しました。 AC100Vを直流の-7Vと、-14Vを得ることが出来ました。

 

 

部品を取り付ける金属のシャーシを加工。ドリルやパンチを使って穴あけをします。一番重労働な作業工程です。

 

 

シャーシー加工が済んだら、化粧シートを張った後、いろいろな部品を取り付けます。見栄えを重視して丁寧に加工しました。楽しい工程です。

 

 

部品の取付が終ったらたら、配線の工程に入ります。明るくして作業を進めます。

 

 

配線が完了しました。 まだバラックの状態です。 誤配線や接続不良が無いか確認します。

 

 

電灯線をつないで、各部所の電源電圧を確認してから、一度電源を切って真空管をソケットに差し込み、スピーカーへの線とCDからの線を接続します。

電源スイッチを入れると、一発で音が出てきました。動作させながら各部の電圧を再度確認します。こんちゃん設計どおりの適正な電圧でした。

ゆうゆ(岩井由紀子)のCDを聞きながらルンルンでアンプの点検を行いました。

 

 

出来上がった真空管式ステレオアンプの鳥瞰写真です。

松の側板を付けました。2つの四角い箱は、トランスケースでブリキの灰皿を流用しました。

このアンプは、全段直熱管で構成した上、電源回路に半導体を使ったので、電源スイッチを入れて2秒以内の短時間で音が出て来ます。まるでソリッドステートの様な錯覚を覚えます。 

 

 

調整の後、いろいろなジャンルの音楽を試聴しました。

リーワイイリーの「ナイトいんマンハッタン」1950年の録音です。レトロなジャズが当時を醸し出します。 他に、クラシック、ハワイアン、楽器のみのジャズ等、鮮烈でさわやかな音を楽しみました。

80年以上経過した真空管は、最新の回路と素子を使うことによって鮮烈に蘇りました。

2022年の自己評価

2022年も今日で最後です。今年一年の自己評価をしてみました。

凡例 ◎良く出来た 〇出来た △やや不足 ✖出来なかった

 

〇 健康管理と、安全作業

自分自身は元より、家族全員の健康に日々気を遣って今年一年、全員元気ですごすことが出来ました。今月受けた人間ドックの結果も異常なしで一安心、コロナにも感染せず明るい新年を迎えられそうです。

 また、工房での作業や車の運転、家庭菜園での農作業を実施する際は、一人危険予知活動(KYT)をして安全作業に努めました。怪我をすることもなしで楽しい作業でした。

 体調に異常がなくても内科、眼科、耳鼻科など概ね2カ月おきに検診に行っています。自己判断に偏ることが無いよう今後も医師の診断を反映して健康管理に努めていきたいと思います。

 ※作業にかかる前には、一人KYを行っています。

 

 

〇 親族と疎遠にならないよう、家庭訪問

 普段会えない親族方々の健康状態や現況交換をして、親族の絆を深めていけるように楽しい会話を持ち掛けました。

 菜園で取れた、トウモロコシや、スイカを持参して話も楽しく盛り上がりました。

 

 

〇 新しい霊園に回葬したお墓に毎月行って清掃・墓参りをする

 昨年末に檀家のお寺の真新しい霊園に、親が建之した墓を回葬しました。霊園は綺麗な墓が並んで墓石はどれもピカピカです。当家の墓石もピカピカに磨いてもらいました。実素晴らしくならないよう、毎月初めころに行って区画内の清掃と、しきみの交換と墓参りをることが出来ました。

 

△ 工作工房の製作・整理・運営

 今年は、工房に畑を新設し、そちらに労力を使ったので、工房の製作は停滞気味でした。 農材倉庫や不用品の整理は出来ました。ほぼ工房は出来上がったのでこれからは詳細な個所の改良などに力を入れたいと思っています。

 

  

  工房、木工室の棚の製作と道具の整理  農材倉庫の製作と、物品の保管

 

△ いろいろな物の工作を行う

 工作工房の本題ですが、今年は農作物の栽培に力を注ぐ結果となり、工作品は数点で終わってしまいました。

 工作以外では、工房に行った時の昼食は毎回行いましたので、これも工作のジャンルに含むとますまずの成果だったと考えています。

 

 

コキアのホウキを製作   楽しい昼食の調理を楽しむ

 

〇 工房併設農園の耕作に力を注ぐ

 今年、新たに工房に併設した農場を開設しました。600㎡の畑を耕し、30種類の野菜を植え付けて、成育管理と雑草の除去作業に専念しました。お陰でトウモロコシやスイカ、キャベツ、ブロッコリー、落花生・・・・などなどたくさん収穫できました。

特にスイカは、120個以上収穫で来て満足のいく成果でした。

 

植えたスイカの30本の苗で一面元気な葉で覆われました。

 

 

イカは、7月~8月にかけて大豊作。 真っ赤に熟れたスイカは美味でした。

 

 

◎ 無線通信の交信局数、年間一万局を達成する

 アマチュア無線は、開局して51年。退職してからは自由に時間調整が出来るようになったので、今年は一年間で交信する局の数を一万局以上と設定して各局との交信を楽しみました。 年間一万局と交信するには、平均すると一日28局以上と交信しなくてはなりません。そこで色々な周波数、通信モードを多用することにしました。

 ※周波数は、1.8MHz~5600MHzまでの15バンドを使用

 ※工房に設置したセカンドシャックからも交信を楽しみました。 

 短波帯は、太陽黒点数の増加に伴い、海外の局がたくさん入感するようになり、順調に交信局数が進んで、10月24日に一万局を達成しました。

 交信した局は、海外局が7割を占めています。 昔から続いているモールス通信や音声通信の他に、相手のご尊顔を拝見しながらの画像通信、ラジオテレタイプやデータ通信などにも積極的に参加し、楽しい時間を過ごしました。 

 また、南極の昭和基地の隊員や、太平洋をヨットで単独航海中の堀江さんとも交信できて頭の中の世界も広がりました。

 

無線室のシャックの一部。 短波帯の無線機を使って各種モードの通信を楽しみました。赤い柄のついたパドルを使ってモールス通信をすると通信士になった気分で交信が楽しめます。

※12月31日現在の交信数は、12,091局になりました。概ね、ひと月あたり千局以上の局と交信できました。