工作工房製作奮闘記

何でもセルフで工作出来るように、古民家に工房を作っています。

今季最後のコンニャク作り

 工房の物置で調理用として大切に保管してきたコンニャク芋も最後の1個になりました。傷みも現れて調理に使えるのもこれが最後です。先日、ポツンと一軒家の放送を観ていたら「手作りこんにゃく」の話題が出てきたので楽しく調理にかかります。

今回は、お供として「ざる蕎麦」も調理して初夏の風味も味わいたいと思います。

 

工房の台所で「手作りこんにゃく」を調理します。 調理用として保管していたコンニャク芋はこれが最後の一個です。 夏の風味を味わいたく「ざる蕎麦」も調理します。

 

 

まず、コンニャクの調理から始めます。 こんにゃく芋を短冊状に切って30分間ほど茹でます。 爪楊枝がすんなり通るようになったら茹で上がりです。

 

 

40度のお湯と、茹でたコンニャク芋をミキサーに入れてクリーム状に混ぜ合わせます。

 

 

大きなボールに移して、10分間ほど根気よく混ぜ合わせます。  粘り気が出てきました。

 

 

凝固剤を調合します。 消石灰3%の水溶液を作りました。

 

 

凝固剤の水溶液を入れて、素早く混ぜ合わせます。 さらに粘り気が出てきてコンニャクに近づきました。

 

 

素早く形に入れます。 1時間ほど置いて固まるのを待ちます。 

 

 

固まったら、調理しやすい大きさに切って、たっぷりのお湯で30分間ほど茹でます。

 

 

茹で終わったら、冷水に浸して「手作りこんにゃく」の出来上がりです。

※今季は、収穫した昨年の秋から作り始め、今回で12回目の調理でした。

 

 

短冊状に切って、「刺身こんにゃく」にしました。 わさび醤油で頂きます。

 

 

次に、ざる蕎麦を調理します。 麵を茹でます。 茹で具合が味を決めるのでこまめにチェックします。

 

茹で上がったら、冷水にさらして、ざるに盛り付けます。 新芽の山椒の葉と芽を添えて「ざる蕎麦」の出来上がりです。

 

 

刺身こんにゃくと、ざる蕎麦の組み合わせで頂きます。 これまでは、芋炊きやおでんにして手作りこんにゃくを楽しみましたが、ざる蕎麦との組み合わせは初夏を感じさせる爽やかな風味が楽しめました。

 コンニャク芋は、先日植えたばかりで収穫出来るのは10月末頃の予定です。調理用となる1kg超のコンニャク芋が収穫出来ることを祈りながら今季最後の風味を楽しみました。

芋から作ったコンニャクでおでん

 昨年の秋に収穫したこんにゃく芋を数個を料理用として保管しながら月に2度くらいの周期で手作りこんにゃくを作ってきましたが、最後の1個になりました。この芋の半分を使ってコンニャクを作り、ネタにしておでんを調理します。

 

工房で、おでんの調理をします。 大根やスジ肉、天ぷら、竹輪など揃えましたが、コンニャクは芋から作った手作りこんにゃくを使います。

 

 

先ずは、コンニャク作りから始めます。 これがこんにゃく芋です。 重さ1.3kgです。昨年秋に収穫し、6カ月保管していたので芽が出始めました。 

 

 

芋を半分の大きさにし、短冊状に切って皮を取り、熱湯で30分間ほど茹でます。 爪楊枝が容易に刺さるようになった茹で上がりです。

 

 

茹で上がったこんにゃく芋と、お湯をミキサーにかけます。

 

 

クリーム状になるまで撹拌します。 2分間ほどで終了。

 

 

大きいボール移して、力を込めて5分間ほどまぜ合わせます。 粘りが出てきました。

 

 

お湯で凝固剤を調合します。 消石灰3%の水溶液を作りました。

 

 

凝固剤を入れて、分離しないよう素早くまぜ合わせます。 更に粘り気が出てコンニャクらしくなりました。

 

 

素早く、形に流し込みます。 ステンレスの入れ物や食品トレイを活用しました。このまま、1時間ほどそっと放置します。

 

 

1時間経ったら、形から出して調理しやすい大きさに切ってたっぷりのお湯で30分間ほど茹でてあく抜きをします。

 

 

茹で上がったら、冷水に浸して手作りこんにゃくの出来上がりです。 600gの芋から2.3kgのコンニャクができました。 調理に要した時間は3時間半でした。 手間のかかる調理ですが出来上がる大変嬉しいです。 

※これを刺身こんにゃくで食べると最高に美味しいです。

 

 

出来上がった手作りこんにゃくをおでんのネタに使います。

コンニャクを調理している間に、ジャガイモや卵を茹でたり、各種具材を切ったり、油揚げの中をくりぬいて餅を入れた巾着も作ったり、おでんのネタを準備していました。 

また、大根とスジ肉は、別の鍋で朝から煮込みをしていました。

 

 

大きな鍋に準備したおでんのネタを入れて、煮込みます。 1時間ほど弱火でじっくり煮込みます。 おでんのいい匂いが立ち込めます。( ^ω^)・・・

 

 

小皿に少しづつ取って、からしを付けて頂きます。 今回も美味しくできました。手作りこんにゃくは、柔らかい食感で味が良くしみています。 

出来上がったおでんの大半は、自宅に持ち帰ります。 今夜はおでんパーティーです。スマホで写真を撮って嫁さんに送ると大喜びしていました。

親子どんぶりと、焼きそば

 工房での昼食は、温かい物を調理することにしました。

庭の片隅に三つ葉の新葉がたくさんあったので親子どんぶりの調理を思いつきました。鶏肉を大きめに切って、新玉ねぎと共に煮て親子どんぶりにします。

 焼きそばは、キャベツや人参、新玉ねぎ、ぶなしめじ、もやし、ピーマンなどたくさんの野菜を使って野菜炒めの様な焼きそばとなりました。

 

工房での昼食は、温かい物を調理することにしました。

自家製の野菜やスーパーマーケットで買った肉類やピーマンなどたくさんの具材で調理をします。

 

 

焼きそばの下ごしらえをします。 キャベツや人参、新玉ねぎ、ぶなしめじ、もやし、ピーマンなどたくさんの野菜を切って豚肉を用意しました。

 

 

屋外のドラムテーブルで焼きそばを調理します。 ホットプレートに具材を入れて炒めていきます。

 

 

野菜がしんなりしたら麺を入れて水をかけ、ほぐします。 ほぐし終えたら野菜とともに炒めます。

 

 

頃合いを観て、お好みソースと塩コショウで味付けをします。

 

 

お皿に盛って焼きそばの出来上がりです。 いい匂いが立ち込めます。

 

 

親子どんぶりの下ごしらえです。 鶏肉は大きめにぶつ切りにします。 三つ葉は葉と茎の部分に分けます。

 

 

出汁を取って、鶏肉と刻んだ玉ねぎを入れて煮ていきます。

 

 

5分間ほど煮たら、卵と三つ葉の茎を入れます。 40秒間ほど煮たら火を止めます。

 

 

温かいご飯の上に盛り付けて親子どんぶりの出来上がりです。 三つ葉の葉をチョコンと乗せます。

 

 

焼きそばと、親子どんぶりの組み合わせで昼食の開始です。

焼きそばは、お好みソースを使ったのでまろやかな味になりました。 親子どんぶりは、柔らかい新玉ねぎの甘さと鶏肉の旨さ、三つ葉の葉と茎の風味が調和してこれぞ和食の味、美味しさです。箸が止まりません( ^ω^)・・・

お好み焼と中華そば

工房での昼食は、お好み焼と中華そばで手軽に調理します。

お好み焼は、豚玉。 中華そばは、鶏がらスープ味にしました。

 

お好み焼中華そばを調理します。お好み焼は、豚玉。 中華そばは、鶏がらスープ味にしました。

 

 

キャベツをみじん切りにして豚肉と、卵を入れます。 「豚玉」です。

 

軒下に設置したドラムテーブルで調理をします。 ホットプレートを中央に置きます。

 

 

大きな塊で、2枚で焼いていきます。 

 

 

頃合いをみて、ひっくり返します。

 

 

ターンオーバーを2回して焼き上がりです。 

 

 

お皿に盛って、お好みソース、マヨネーズをかけ、削り節と刻み海苔をたっぷりトッピンクしてお好み焼きの出来上がりです。 いい匂いが立ち込めます。

 

 

中華そばの麺を茹でます。 沸騰したら鶏がらスープを入れます。

 

 

どんぶりに移して、炒めた豚肉、もやし、ネギ、茹で卵、さやえんどうをトッピンクして中華そばの完成です。 具沢山で美味しそう( ^ω^)・・・

 

 

軒下のドラムテーブルで頂きます。 ウグイスやカエルの鳴き声で春を感じます。日増しに温度が上がり、夏の様相となってきました。 フワフワのお好み焼と、鶏がらスープの旨味の効いた中華そばはとても美味しく、午後からの作業に力が入ります。

ホットプレートに残った1枚は自宅へのお土産にしました。

ウドと、わけぎのぬた

 工房の近所の方からウドを頂いたので、栽培している分葱(わけぎ)を併せてぬたを調理します。

 ぬたの練り物は、炒った落花生をすり鉢で根気よくすって白味噌、酢、砂糖、からしを混ぜ合わせて手作りします。

 すりこぎは、山椒の木を手にしっくり合い趣のある形に工作した逸品を使います。

 

今が旬のウドと、わけぎを使ってぬたを調理します。 炒った落花生やわらびも調理に使います。 

 

 

 ぬたの練り物は、すり鉢とすりこぎを使います。このすりこぎは、工房で工作した趣のある逸品です。 山椒の木を使っていますがとげの部分も意図的に残しています。

※鬼のこん棒の様な形をしています。

 

 

ウドは、皮を剝いて長さ4cm、厚さ2mmの短冊形にカットします。 葉の部分も少し使います。

 

 

熱湯で3分間ほど茹でてアクを抜き、柔らかくします。

 

 

分葱(わけぎ)も4cmの長さで切ります。

 

 

熱湯で、20秒間ほどサッと茹でます。

 

 

炒った落花生の皮を剝いて、すり鉢ですりつぶします。 すりこぎで根気よくすりつぶします。

 

 

ペースト状になったら、白味噌、酢、砂糖、からしを入れてまぜ合わせます。

 

 

茹でた、ウド分葱を入れて和えます。

 

 

平皿に盛ってぬたの出来上がりです。 落花生が多かったみたいでねっとりしたぬたになりました。( ^ω^)・・・

 

 

わらびは、アクを抜いて混ぜご飯にしました。 みそ汁も添えて昼食の完成です。

 

 

曇り空でしたが、工房の軒下レストランで頂きます。

ウド分葱のぬたは、この季節ならでは風味のある美味しさと食感です。ウドのほろ苦い味と、落花生の入った練り物は後味も爽やかな田舎料理が楽しめました。精進料理の様なメニューでしたが、充実の昼食でした。

天丼と天ぷらそば

 工房での昼食は、天丼天ぷらそばを調理します。

備蓄しているサツマイモにスーパーマーケットで買ったカボチャ、ナスなどをあげて天ぷらを作ります。

 出来上がった天ぷらをご飯の上に乗せたり、そばにトッピングします。

併せて、収穫したスナップエンドウの実で豆ごはんも調理します。

 

備蓄しているサツマイモにスーパーマーケットで買ったカボチャ、ナスなどをあげて天ぷらを作ります。

 

 

先ず、ブロッコリースナップエンドウの実を塩ゆでします。

 

 

てんぷらの下ごしらえをします。 ブロッコリーは茹でた物を使います。

 

 

最初にブロッコリーをあげます。 IHクッキングヒーターを「あげものモード」にして設定温度を200度にしました。 

 

 

したゆでしているので、2分間で揚がります。 

 

 

続いてナスを揚げます。 軽いので油から浮いています。

 

 

柔らかいので2分間ほどで揚がります。 

 

 

続いて、サツマイモを揚げます。 重いので沈みます。 泡が勢いよく出ます。

 

 

爪楊枝がささるようになったら揚がりです。 美味しそうに揚がりました。

 

 

次に、カボチャ。 色合い良く揚がりました。 

 

 

最後にイカリングを揚げます。 6種のてんぷらが完成しました。

 

 

出汁を取り、そばを茹でて、出来上がったてんぷらを乗せて「てんぷらそば」の出来上がりです。

 

 

温めたご飯をどんぶりに入れて、天ぷらをトッピングして天丼の出来上がりです。

 

 

天ぷらを揚げながら作った豆ごはん、ビールなども添えて頂きます。

出来立ての天ぷらは美味しいです。 そばやご飯との相性も良く、温かく元気もでました。 

コンニャクを手作りし、芋炊きの調理

 工房に備蓄している「コンニャク芋」で手作りこんにゃくを作り、芋炊きの具材として活用し調理を進めます。

 

向かって左側が「コンニャク芋」。 右側が「里芋」です。 これらを使って芋炊きを調理します。 こんにゃくを手作りし、芋炊きの調理が終えるまで長丁場の調理を行います。

 

 

コンニャク芋は、昨年の秋に収穫して冬の間、すくもをたっぷり入れた段ボールで保管していました。 先ずは、2cm幅でスライスします。

この後、皮を剝いて水洗いします。

 

 

たっぷりのお湯で30分間ほど茹でます。 爪楊枝がささるようになったら火を止めます。

 

 

お湯と茹でたコンニャク芋を3対1の割合でミキサーに入れてかくはんします。

約1分間で白く混ざり合いました。

 

 

大き目のボールに移します。 白くてサラッとしています。 

 

 

大きなヘラで気合を入れて10分間ほど混ぜ合わせます。 粘り気が出てきました。

 

 

凝固剤をお湯で解いて、3%の水溶液を調合します。

 

 

調合した水溶液を入れて、2分間ほど手早く混ぜ合わせます。 薄茶色になって粘り気が出てきました。

 

 

素早く、ステンレスの形に流し込みます。 1時間ほどこのままにして固まるのを待ちます。

 

 

固まったら食べやすい大きさに切って、たっぷりのお湯で茹で、アクを抜きます。 

 

 

40~50分間ほど茹でて、冷水に浸し手作りこんにゃくの出来上がりです。 今回は硬めに仕上がりました。 自己採点90点( ^ω^)・・・

ここまで4時間かかりました。 コンニャクは、2.1kgで出来上がりです。

 

 

こんにゃくを作っている間に里芋の皮を剝いて水にさらしておきました。白くて綺麗です。

 

 

芋炊きの具材を下ごしらえをします。  鶏肉、人参、天ぷら、竹輪、蒲鉾に出来上がったばかりの手作りこんにゃくを追加します。

 

 

手製の出汁を取った後、具材を入れて優しく煮込みます。

 

 

1時間ほど煮込んで、芋炊きの出来上がりです。 

 

 

若菜入りのおにぎりと、日本酒などを添えて頂きます。

ホクホクの里芋と、舌触りの良い手作りこんにゃくで美味しく頂きました。

大半は、自宅に持ち帰り夕飯の友にします。 手作りこんにゃくは、刺身こんにゃくとして自宅で食べる他、友人宅にもおすそ分けして楽しむことにします。