工作工房製作奮闘記

何でもセルフで工作出来るように、古民家に工房を作っています。

納屋の「からくり錠」

 昨夜のテレビ、とある番組で納屋の「からくり錠」がチラッと出ていました。

私が工房を作っている納屋にも「からくり錠」があります。

 今日、動作確認をしてみました。

70年前に作られた「からくり錠」は今でもばっちり動作してしっかり施錠・解錠できることを確認しました。

 昔の農家では、収穫した作物を保管する納屋には南京錠でなく、このような「からくり錠」が使われていました。

 戸板の下の方に四角い小さな穴があり、この穴に巧妙に曲げられた鍵の棒を差し込んで探るように上下に動かして内側の四角い木にある溝に鍵の先端を引っ掛けて四角い木を上げて戸を開けていました。

※鍵を掛けるときは、戸板を閉めれば自動的に鍵が掛かる優れものです。

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納屋の戸の「からくり錠」 巧妙に曲げた鉄の棒が鍵となる

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からくり錠の場所は、戸板の下の方に空いた穴にある

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穴に棒状の鍵を差し込んで上下に動かし内側の溝を探る

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内側の様子 棒を溝に引っ掛けて栓を上げて解錠する