工作工房製作奮闘記

何でもセルフで工作出来るように、古民家に工房を作っています。

祖母の箪笥と共に引き継いだ形見の品々

 祖母の嫁入り箪笥は、祖母の次男宅に移されましたが、この箪笥に収められていた形見の品々も引き継ぎ、孫の私が保管・管理することになりました。

順を追って写真で説明します。

 

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箪笥の一番上の引き戸に、箪笥を嫁入りする時に使った提灯が大切に収められている。

 

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提灯行列の先頭の人が持った提灯。 提灯を吊るす独特の手提げ棒が素晴らしい。

100年以上経っているが、色あせはあるものの損傷は全くない。蝶の絵柄が特徴

今でも、ろうそくを灯せば、提灯として使える。

 

 

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提灯のとなりに保管されていた、愛国婦人会の物の思われる携行バック

内側の名札に祖母の名前が記されていた。 太平洋戦争中の物

麻で出来ている。 80年以上経過しているが、損傷無しで新品と間違えそうな美品

 

 

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上段左の引き戸に入っていた、歴史書日本外史」 明治33年、西暦1900年発行

120年経っているが、内部の書面は損傷、汚れなく読むことができる。

祖父が読んでいたものと思われる、兄弟に教師がいて勉強熱心だったと聞いている。

 

 

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箪笥の中段の引き戸の中にさらに引き出しがあり、遊び道具などが入っていた。

 

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将棋のこま、たくさんのビー玉、木製のコマ、凧揚げの回転糸巻

いまでも楽しく遊べそうだ。

 

 

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箪笥の鍵も大小2種、3個あった。 引き戸の替えつばもピカピカで保管されていた。

今でも、この鍵を使うと引き出し、1個毎に鍵を掛けることができます。

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小箱に古銭が10数枚入っていた。 昭和9年~昭和20年ころの1銭から1円硬貨

最も古いのは、江戸時代末期の「寛永通宝」 価値は、100円くらい

昔、銭形平次が投げていた貨幣がこれだそうだ。

 

 

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箪笥の下敷きとして入れられていた、新聞紙を発見。

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昭和28年6月19日発行 当地の地方紙です。 私はまだ生まれていない。

68年も昔の新聞だ。  マナスル登頂失敗・・・・

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娯楽欄の記事  黒沢監督の名作「七人の侍」の製作状況が掲載されている。

製作当初から人気となると予想されていたようだ。