工作工房製作奮闘記

何でもセルフで工作出来るように、古民家に工房を作っています。

衛星通信用ミニタワーの組み立て完了

 工作工房での無線通信業務拡大のため、地球を周回する人工衛星との通信を行うため、専用のアンテナシステムを構築することにしました。

 最初の設備構築として、アンテナを支持するミニタワーを製作していました。

タワーの資材は、自宅のタワーを改修した際に、余剰品となった2つのセクションを活用します。 ミニタワーは、45cmの三角鉄塔で高さ3.6mの地上高となるように設計・製作しました。 

 

ミニタワーの設計図です。 タワーの資材は、自宅のタワーを改修した際に余剰となった、第1段と、頂部下の2セクションを活用します。 三角のタワーでドブ付け亜鉛メッキの鉄製です。 幅45cm、長さ4.8mの鉄塔として製作します。 下部の1.2mを地中に入れて基礎とし、地上高は、3.6mのミニタワーに仕上げます。

 

 

鉄塔の余剰品になかった、マストベアリング、ローテーターと、それらを鉄塔に固定するための部材をネットオークションで入手しました。

 

 

これは、鉄塔の頂部の様子です。 頂点の個所から加工・組み立ての開始です。

 

 

鉄塔の加工の際、穴あけする個所は、この4台のドリルを使用します。穴あけは、3mm → 6mm → 10mmと段階的に開けていきます。 微調整の穴あけは、タケノコドリルを使います。

 

 

最初に、マストベアリングを取り付ける基台を加工・組み立てしました。

 

 

次に、ローテーターを取り付ける基台の加工・組み立てをしました。

 

 

上段の組み立てが完了しました。 余剰品をそのまま流用したので短時間でスムーズに進みました。

 

 

下段部との接続部分の加工に入ります。 鉄のアングルを3本のボルトで固定します。 アングルのサイズが異なるので、ボルトを通す穴あけ加工が大変でした。

 

 

最初の1本のアングルの接合部がボルト3本、2列で加工できました。

 

 

3本のアングルの接合部が完了しました。 続いてパイプ鋼材の加工に入ります。

 

 

鉄塔の補強は、28mmのパイプを加工して行います。 鉄のパイプを所定の長さに電動カッターで切断します。

 

 

切断して、鉄パイプの端をハンマーで叩いて、ボルト穴を空けるため、平らにします。

 

 

平たくした個所に10mmの穴を空けて、ボルトを通して鉄塔のアングルに固定します。

 

 

同様の作業を繰り返し、最初の一面が完了しました。 水平方向にパイプを固定して鉄塔の変形に対応します。

 

 

続いて、斜め方向にパイプで補強していきます。 最初の1面が完了です。

 

 

同様の作業を繰り返し、1段目の全加工が完了しました。 

 

 

これで、ミニタワーの加工・組み立てが全て完了です。 全長4.8m 2段式です。

全重量65kgで仕上がりました。 余剰品を活用したので、1万円以内で収まりました。