工作工房製作奮闘記

何でもセルフで工作出来るように、古民家に工房を作っています。

2A3 真空管アンプの組み立て作業

 大きな真空管2A3を使ったアンプの穴開け作業に引き続いて、部品を取り付ける小穴を空けながら、組み立て作業を進めていきます。

 今回の真空管は、大きくて発熱量が多いので、シャーシーに取り付ける際、穴がたくさん開いた補助の板を付けた後に真空管のソケットを取り付けます。この作業がウエイトを占めました。

 その後、ボリュームや電源スイッチ、バイアス抵抗を取り付け作業をして組み立てが完了しました。 真空管を4本挿して、全体のバランスを確認しました。

 今後、内部の配線作業と、電源を入れて調整作業へと進みます。音が出せるようになるのは今月末ころになりそうです。

 

真空管アンプの組み立て作業を開始しました。 まずは、真空管を挿すソケットの補助板を取り付ける作業をします。 たくさん穴が空いているのは真空管から出る熱を発散させるためです。

 

 

真空管のソケットや、補助板の取付は、頭の平たい特殊なネジを使います。 このネジはとても高価なのです、4本入り1袋で170円もします。

 

 

真空管の足元は、目につく所なので、頭の平たいネジを使うと見栄えよく仕上がります。

 

 

全ての真空管のソケットの取付が終りました。 

 

 

次に、ボリュームの取付を行います。 体裁の良い目盛板と、スマートなツマミを取り付けました。

 

 

これは、出力管のバイアス用の抵抗です。 25wのメタルクラッド抵抗を放熱板にしっかりと取付ました。 アンプ動作中は、大量の熱が発生するので、大きな放熱板で熱を逃がします。

 

 

全部品の取付が終ったら、真空管を挿してみます。 バランスよく仕上がりました。

 

 

真空管ソケット部のクローズアップです。 シャーシー内部と、真空管本体から発生する熱をリング状に空いた穴から逃がすようにします、美観も兼ねています。

 

 

背面の様子。 トランスケースは、100円ショップで買ったブリキの灰皿を活用しました。 背面もスッキリ仕上がりました。