里山で採れる山菜は、わらびに続いてイタドリです。幼少の頃は、採ったイタドリの根本付近の皮を剥いて塩を付けて生食していました。また、節の両端に切り目を入れて水につけると、イタドリ水車が出来て、水をかけて回して遊んでいました。
愛媛では、このイタドリを山菜として調理に使うことはなく、大人は見向きもしない存在でした。お隣の高知県では、イタドリを食卓の食材としてよく食べられています。
今回は、イタドリのきんぴらを調理してみました。
道路端でイタドリが生えているのを発見。 お遊びとお試し調理で採取。
5分ほどで、20本くらい採れました。 太くて食材にも、お遊びにも最適です。
根本付近の皮を剝いて、塩を付けて生食します。 苦みが強いですが懐かしく清々しい美味しさです。 幼少の頃が懐かしい( ^ω^)・・・
調理の具材として使えるようにするには、苦みを抜き取る下処理をしなくてはなりません。まず、ピラーでイタドリの皮を剝き、5mmくらいの厚さで斜め切りにします。
このように斜め切りします。 小さいタケノコのようにも見えます。 緑色が綺麗です。
たっぷりの沸騰水に、1分間湯通しをします。 この時、若草色に変化します。
ざるに空けた後、たっぷりの冷水に浸け、一昼夜かけて苦み抜きをします。
翌日、調理をしました。 フライパンにごま油、白だし、みりん、醤油、砂糖を入れて、苦み抜きをしたイタドリを入れて強火で炒めます。
煮汁が無くなる手前で、お皿に盛って、イタドリのきんぴらの完成です。
シャキシャキ感や、田舎の風情もあって美味しかったです。
嫁さんに大受けで、お褒めの言葉がありました。
話は変わって、イタドリでお遊びです。 節の両端に4つの切り目を入れます。
30分ほど水に浸しておくと、茎がくるりと反り返ってイタドリ水車ができます。
節の所に、金属の棒を差し込んで、水をかけると勢いよく回りました。
幼少の頃に戻ったように楽しく遊びました。