工作工房製作奮闘記

何でもセルフで工作出来るように、古民家に工房を作っています。

中波帯AM送信機を製作しました。

 昨年、ラジオの放送周波数の直ぐ上にあたる1.800MHz帯にアマチュア無線用として周波数が追加配分され、以前はモールス通信が主体だった周波数帯で待望の音声通話が可能となりました。

 そこで手持ちの真空管を使ってAMモードの送信機を製作しました。

真空管は、白黒テレビの保守部品として60年にわたり保管されていた箱入りの新品❓の物を使うことにしました。

 搬送波の原発信はVFO方式(周波数可変発振)とし、水平出力管で10W出力を得て、マイクアンプと垂直出力管で搬送波を振幅変調する構成です。

送信周波数は、1.870MHz付近で全面のダイヤルで連続可変できます。

周波数が低いので、同調コイルの製作には特に苦労しました。

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中波帯のAM送信機を製作 1.870MHz付近で出力は10W

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白黒テレビの保守部品の真空管 箱入りの新品を使用

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搬送波の原発信部分 コイルとバリアブルコンデンサー +真空管

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発振回路のシャーシー裏の構成部品

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水平出力管で搬送波を10Wに増幅

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マイクアンプと垂直出力管で搬送波に振幅変調をかける

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アンテナとのマッチング回路 巨大なコイルと、バリコン

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送信機の背面からの鳥瞰写真 鉄のケースで作成

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全面の周波数ダイアル部分 周波数を逸脱しないよう周波数カウンターで監視

※ご興味のある方は、今月発売中のCQ誌5月号P150~をご参照ください。