1.8MHz~50MHzまでを1本のエレメントで同調させることができる魔法のような
アンテナを設置しました。
これは端部給電半波長(EFHWs)アンテナと言いい、エレメントの長さを42mに設定することで可能になります。
以前、CQ誌のテクニカルセクションの記事で見て気になっていたアンテナでした。
3.5MHzの半波長40mより少し長い42mにすることで、3.5MHzを始め、整数倍の7,14,21,28MHzは基本的に同調し、WARCバンドの10,18,24MHzもリグ内蔵のチュー
ナーで同調が取れます。
給電部はマッチングトランスを塩ビ管に入れて竹竿で支持し、反対の端部は絶縁碍
子でエレメントを止め、竹竿で建柱しました。
エレメントは、1.6mmのステンレス線を42m使いました。
工事完了後SWRを確認すると、1.8MHzや1.9MHzに加え50MHzでも同調が取れました。
HF+50MHzのリグだと全てのバンドがこのアンテナ1本で運用可能です。
まさにスーパーマルチバントアンテナです。
アースは不要で大助かりでした。
ゲインは、各バンドの半波長のダイポールアンテナと同等の使用感です。
昨年新しく配分された1.8MHzのフォーン周波数帯でも交信を楽しんでいます。
※1.8MHz帯は、1/4λのホイップアンテナとして動作しているみたいです。